アンカーボルト - Nob
2012/12/23 (Sun) 22:10:45
笹子トンネルの天井板崩落事故の日記を拝見しました。
拝見してすぐにコメントしようと思ったのですが、軸方向に設置したアンカーボルトを使ったことがないのでコメントできませんでした。
あの種のボルトは通常、軸方向とは直角方向に設置するのが普通なので、今回の使用例を見てちょっと驚きました。
私が使ったことのあるアンカーボルトは、ボルト先端に切れ込みが入っていて、そこにチップが挟まったタイプです。
ボルトの頭部をハンマーで叩くとチップが食い込んでボルト先端が広がり岩盤と密着するものです。
その時ボルトの周面摩擦力で支えるタイプです。
ケミカルアンカーの構造は何となく知っていましたが、ガラスセメントの劣化が心配だと思いました。
いずれにしても、ボルトの軸方向に引き抜きの応力がかかるので、この方法は非常に不安ですね。
トンネルが1車線なら天井スラブも1枚で覆えるので、両端部を軸方向と直角に固定できたと思うのですが、2車線なので今回のような固定方法をとらざるを得なかったのでしょうね。
事故に遭った方々は本当にお気の毒でした。
心よりご冥福をお祈りいたします。
Re: アンカーボルト - 管理人
2013/01/05 (Sat) 19:04:08
アドバイスをありがとうございました。 また、掲示板の設定の問題で私が投稿に気が付くのが遅れて申し訳ありませんでした。
そうですか、やはりアンカーボルトの向きが通常と異なるのですね。 そうなると、未だに事故の調査結果が発表されていないのは、設計上の問題とすると修正の為の費用と労力が大きすぎて大変なことになるからなのでしょうか? この工法が日本中のアチコチで採用されていたら大混乱です。 ひょとしたら、このままうやむやかも・・。